肩こりからくる頭痛の原因の3パターン【パターン別の対策も紹介】
こんにちは、モトオカです。
整体に来られるお客さんでこんな悩みをもっている人が多くいます。
肩こりで悩んでいます。初めは肩こりだけだったんですが、肩こりがひどくなってくると頭痛もしてくるようになりました。頭痛がしたときは薬を飲むか、寝るようにしています。対策はありますか?
この人と同じように「肩こりからくる頭痛」に悩む人はたくさんいます。今回は僕が実際の施術経験から「肩こりからくる頭痛」を3つのパターンに分けて解説します。
肩こりからくる頭痛の原因の3つのパターン【対策も紹介】
1、自律神経の乱れが原因となるパターン
「自律神経の乱れ」が原因の人の特徴
● 睡眠不足であまり眠れていない
● なかなかリラックスできない体質
● ストレスで体調の変化が起こりやすい
● カラダが重いと感じることが多い
自律神経が乱れているというとわかりづらい表現になりますが、常に興奮状態でリラックスができない状態にあるということです。
現代ではこの自律神経によると体の不調は増えてきています。仕事でストレスを抱えたり、人間関係が複雑になったりと心の負担が大きくなっていることが原因にあります。
この自律神経は寒くなったり暑くなったりということ気温変化にも反応します。本来の機能としては、外からの刺激を自分の意思を通さずに反射的に解決するということができるための機能です。しかし、自律神経のコントロールができない状態になってくると体に不調が出てきます。
対策:睡眠環境を整える【まずは枕から】
対策としては睡眠環境を整えることがいいです。特に、枕を自分にあったものにすることが一番にするべきことになります。
「自律神経の乱れ」と「睡眠環境」の関係があまりピンとこない人は多いと思いますので少し解説します。自立神経の乱れをもう少し細かく分解するとこのようになります。
「自律神経の乱れ」と「睡眠環境」の関係睡眠不足やストレスで興奮状態が続く
→ 呼吸が浅くなったり、過緊張が起こる
→ カラダの歪みが起こる
→ カラダの歪みを「首」で調整する
このような流れで首に負担がかかってきます。
症状がでる人との違いは「回復力」
この流れは健康な人でこのように首に負担がかかります。健康な人であれば、しっかり睡眠をとれば寝ている間にその歪みが解消されています。
しかし、睡眠環境が悪い人は寝ている間もカラダに負担がかかっていてずっと微妙な過緊張が起こっています。こうなると本来の回復力が発揮されず歪みが残ったまま次の日になります。そして、次の日も歪みが起こって・・・という悪循環になってそれが一定の状態までくると「痛み」という症状になって表面化します。
腕が原因となるパターン
このパターンの人の特徴
●手先を使う細かい仕事に就いてる
●巻き肩気味の姿勢
●肩が上がり方に左右差がある。
●左右に向くときに首に痛みを感じる
このパターンに当てはまるかどうかは上にもありますが、左右を向くときに首が痛みを感じるかどうかを基準にしてもらうのがいいでしょう。
もう少し補足をすると、上を向いたり、下を向いたりするのはスムーズだけど、左右を向く時に特に違和感や痛みを感じる場合は「腕」が原因であると確定でいいと思います。
対策:肩の筋肉をほぐす
この場合の対策は肩の筋肉の硬さが原因になるので、その筋肉の硬さをとることができれば肩こりとそれに伴う頭痛が解消されます。
細かいどの部分の筋肉なのかは個人差があるので断定はできませんが、僕の経験上では三角筋の後ろ側に筋肉の硬さがある場合が多いのでその部分をマッサージしてみてください。
足から原因となるパターン
このパターンの人の特徴
●背中が丸まっている姿勢
●歩き疲れると腰が痛くなる
●左右どちらかの脚の片足立ちが不安定
●生理痛や便秘になりやすい
僕の経験上ですが、足が原因となって肩が上がらない人は多くいます。しかし、頭痛にまで影響する人はそこまで多くないように感じます。
足に原因がある場合でも、足のどこなのか検査しないといけないですよね。
足の原因を特定する検査方法
左右で片足立ちをしてもらって不安定な方の足に原因がある可能性が高いです。
さらに、もう少し原因を特定しましょう。
膝を伸ばした状態と膝を曲げた状態で、膝を曲げた状態にするときに極端に不安定になれば、太ももに原因があります。そうではなければ、スネや足首周りの筋肉に原因があることが多いでしょう。
対策:足の筋肉をほぐす。足首のストレッチをする。
触ってみて硬さのある筋肉をほぐせばいいのですが、初めてだとなかなか特定するのも難しいでしょう。
なので、僕の経験上で特に硬くなりやすい筋肉をあげておくので、一度チェックして硬ければマッサージしてみてください。
足の筋肉で硬くなりやすい場所
● 太ももの横の筋肉(膝近くと股関節近く)
● 太ももの前側(膝近くと股関節近く)
● スネの真ん中
● 足首の周り
が硬くなりやすいので一度チェックしてみてください
複数の原因の組み合わせもある
ここまで読んでもらって「自分はどれに当てはまるだろう」とイメージすると思いますが、一つ注意点として複数の組み合わせで症状が構成されてる場合もあります。特に
「自律神経の乱れ」+「腕」
「自律神経の乱れ」+「足」
のような自律神経の乱れが関わるケースが多いのでそれを踏まえて当てはまるものをチェックしてください。
頭痛薬は一時的なもの。でも、それで解消するならOK
頭痛に悩む人であれば、痛みがでてきたら頭痛薬を飲むこともあるでしょう。頭痛薬が効果的なのかも少し解説します。
結論からいうと痛み止めになるので、原因の解消にはならないです。痛みをおさえることはできます。
しかし、中には頭痛薬を飲むことで痛みが一時的になくなる。そのまま痛くなくなったという人もいるでしょう。その人は「頭痛薬による一時的な痛みを抑える効果」+「自分のもつ回復力」によって痛みが解消されるケースもあるので、それでOKです。
この場合でも完全に原因が解消されたという状況より、症状としてでてこないレベルに落ち着いていると認識する方がいいでしょう。頭痛はしなくても「肩こり」はあるという場合には、後々頭痛に発展する可能性も高いので頭痛のない間により根本に近い原因を解消しておきましょう
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