肩こりにマッサージは効果ないのは本当?【整体師が経験から教える本当の原因】

肩こり

こんにちは、モトオカです。

肩こりに悩んでる時にインターネットで検索すると「肩こりにはマッサージは効果がない」という記事がでてきます。

相談者
相談者

ずっと肩が痛いからマッサージにはよく行っているよ。もし、マッサージが効果ないなら何をしたらいい肩こりがなくなるのか教えて。

「肩こりにマッサージが意味ない」の理由は?

肩こりでも原因は肩ではない

それでは肩こりの人にはマッサージは効果がないと言うと主張すると記事はそもそもどのような理由で、そのように結論しているのでしょうか。

その多くの記事を見てみると、肩こりの原因は肩や腰ではないということが最大の主張であるように思います。

この意見には僕も賛成です。多くの場合は肩こりであっても、その原因は肩ではありません。そのため肩の施術をしてもあまり良くはなりません。

しかし、肩の筋肉をずっとマッサージするとそこの筋肉がほぐれて少しの時間ですが肩の痛みが和らいですっきりしたような気持ちになるというのも事実です。

「もみ返し」がある人はヤバいかも

マッサージに行く人はたまに揉み返しになったりしませんか。この揉み返しについても解説します。

この原因は、すごく簡単に説明すると「筋繊維が傷ついているから」です。よくマッサージを受けた時に「痛気持ちいい」という表現をしますが、この程度を超えてしまうと筋繊維が外からの刺激によって傷つきます。

揉み返しは、ただの打撲と同じ状況であるといえます。

さらに詳しく言うと、痛い施術を我慢して受けている時は後々揉み返しになりやすいです。その理由は、痛い施術を我慢しているということは、無意識に体には自然と力が入ります。

これは自分で意識をしていなくても勝手にそういう「反射」が起こっているのです。そのように体が硬直させた状態で外からの刺激を与えると筋肉に柔軟性がないのでリラックスしている状態よりも筋肉の繊維が傷つきやすくなります。

マッサージを受けすぎで筋肉が硬くなる

さらに危険な状態になってくると、ずっと繰り返しマッサージに行くような人は強めのと力加減が好きな傾向があります。そういう方はきっと初めてマッサージに行った時よりも、少しずつと強い力加減で施術をして欲しくなってきます。

この理由は、筋繊維が傷ついて後に修復すると、その部分の筋肉は外からの刺激に耐えられるようにどんどん筋肉を硬く丈夫に修理します。そのためさらに強い刺激を与えないと「痛気持ち良い状態」は作り出されないのです。

しかし、このままその状態が続くと筋肉の収縮性が失われ可動域の制限や体の循環機能の低下につながるので注意が必要です。

対策は筋トレ?姿勢を良くする?

「肩こりにマッサージは効果がない」と主張している記事ではどのような対策をとるべきなのかということについても言及をしてみましょう。

記事を見てみると、ストレッチ・肩甲骨はがしといった肩をマッサージするのではなく筋肉を動かしたりして肩こりを解消する方法や、姿勢と良くするといった意識面での心がけがオススメされています。

僕の経験上では、ストレッチとかもいいのですがその前にもう一つ前の段階で肩こりが起こっているのが多いので解説します。

経験上、最も多いのは「過緊張」

それでは僕が思う最も多い肩こりの原因について解説します。

肩こりの原因はさまざまあります。その中で僕が施術をしていて最も多かった原因について解説します。

その原因は「過緊張」です。過緊張ってわかりますか。過緊張というのは無意識にカラダに力が入っている状態です。

僕の施術を間隔としては肩こりの原因の割合としては、6割程度の原因は過緊張、3割程度が筋肉の原因、あとの1割はその他が原因であると言えます。

すぐできる過緊張対策「深呼吸」

先ほど、僕の経験上の肩こりの原因としてにもっとも多いのが過緊張であるということを解説をしました。

それでは過緊張を取り除くためにはどのような対策があるのかをご紹介します。対策はいくつかありますが、その中でも最も簡単ですぐに始めることができるものを紹介します。

過緊張による肩こりを解決する方法は『深呼吸』です。深呼吸が大切というのは、おそらくほとんどの人が気づいています。しかし、過緊張で肩こりに悩む人が多いのも事実です。きっと、深呼吸が簡単すぎるので、あまり効果が出ないのではないかと感じているのかもしれません。

深呼吸を甘く見てはいけない

僕は深呼吸はとても優れた体調維持の方法であると考えています。特にセルフケアという点ではすごく優れています。この優れた機能を使わない手はありません。

深呼吸のやり方がちょっと違うかも

あなたに「深呼吸をして下さい」と言うとどのように深呼吸をしますか。多くの人は普段より少し深めに呼吸をする程度ではないでしょうか。

人によっては10秒で吸って12秒で吐くというような時間で区切っている人もいるでしょう。

僕の最も効果的な深呼吸の方法は、最大限まで息を吸って、最大限まで息を吐くです。

深呼吸が下手な人がいる

実は、呼吸にはと上手な人と下手な人がいます。

呼吸は横隔膜といった筋肉によって行われます。そのため、普段からあまり使わない筋肉であれば、なかなか筋肉を動かすことができません。

そのため、普段から浅い呼吸しかできない人は深呼吸がなかなかできません。しかし、それは筋トレと同じように深呼吸を習慣化することによって呼吸する時に使う筋肉を鍛えることができます。そのため少しずつ訓練をしていく必要があります。