ストレートネックのしびれや痛みは治らないのは本当?【痛みの改善はできる】
こんにちは、モトオカです。
ストレートネックは男性よりも女性に多い悩みですね。整体の施術歴6年になるので、ストレートネックに悩む人もたくさん見てきました。そして、ストレートネックによる肩や首の痛み、しびれなども改善できた事例はたくさんあります。その経験を元に解説していきます。
ストレートネックによるしびれや痛みの改善はできる
ストレートネックは生まれつきなのか
よくストレートネックの人は生まれつきであると認識しています。これは正しいのでしょうか。これは半分正解、半分不正解であるということが僕の認識です。
なぜ、半分正解、半分不正解とは
半分正解、半分不正解である理由を解説します。
正解の半分というのは、ヒトの生まれつきの骨格は個人差があるからです。特徴的なのは、猫背の人がわかりやすいですね。猫背の人は小さい頃から少し背中が丸まっています。
普通であれば、姿勢は大きくなってから歪んできます。子供であれば体の歪みを修復する自然治癒力の働きも高いので、歪みがあっても翌日にはしっかり回復されていることが多いです。
僕の経験上では、生まれつきの骨格の個人差は、遺伝のように親子で猫背気味の姿勢が似ているケースが多いです。
しかし、その反面の半分不正解である理由もあります。
先ほどの話したように、骨格は生まれつきの部分もあります。しかし、高齢の人で腰が曲がっている人を見たことはありませんか。このような場合は生まれつきではなく、カラダゆ歪みによる姿勢が崩れたケースになります。
生まれつき腰が曲がっている人はいないですよね。腰が曲がった小学生は見たことがありません。こう考えると、姿勢が悪くなるケースとして生まれつきではなく後天的なものが原因である部分も確実にあるといえます。
後天的な原因は改善できる可能性がある
先ほど、生まれつきのものと後天的なものの2つの原因があると解説しました。このうち後天的なものによるしびれや痛みは改善できる可能性があります。むしろ、改善できるのはこの部分しかないと言えます。
ストレートネックは「結果」、「原因」は筋肉
お客さんに話を聞くと、よくこの「ストレートネックだから、○○が痛くなりやすい」という言葉を聞きます。この認識は少し間違っていると言えます。なぜなら、ストレートネックは原因ではなく結果であるからです。
もし、生まれつきのストレートネックによって小さい生まれた時から痛みがあるのであれば「ストレートネックだから、〇〇が痛くなりやすい」とい認識は正しいですが、ほとんどの人はそうではありません。
元々、ストレートネック気味の骨格だったのかもしれませんが痛みが起こっているのはストレートネックが原因ではないのです。
痛みを引き起こすのは「筋肉の硬さ」
僕の整体の経験上、痛みを引き起こすのは筋肉であることがほとんどです。そのため、原因となる筋肉を特定してその原因となる硬さを取り除けば痛みは感じなくなるケースがたくさんあります。あくまで、ストレートネックであっても痛みを引き起こすのは「筋肉の硬さ」なのです。
しかし、首の柔軟性の回復には時間がかかる
ここまでしびれや痛みはストレートネックが原因ではなく「筋肉の硬さ」にあると解説しました。このように話すとこんな疑問があるかもしれません。
この答えは、ノーです。経験上、肩の痛みやしびれは筋肉の硬さを解消することで改善できます。しかし、ストレートネックのような姿勢・首の骨の可動域はすぐには改善しない場合が多いです。表現としては、症状がでるほどの硬さはないが柔軟性はすぐには改善しない。という表現が合っているのではないかと思います。
このため首の柔軟性を高めるには、痛みやしびれといった症状のない状態にしてからストレッチなどでさらに柔軟性を高めることが効果的であると考えられます。
ここで一度、先ほどまでの内容を整理しておきます。
☑ ストレートネックの原因は「生まれつき」と「後天的なもの」の2種類ある
☑ ストレートネックが痛みの原因ではなく、「筋肉の硬さ」が原因
☑ 筋肉の硬さととれば、ストレートネックであっても「痛み」は解消できる
ストレートネックの原因を大まかに特定する検査方法
ここまで聞いた人は上のような疑問を感じる人もいるでしょう。痛みを引き起こす筋肉はほとんどの場合は「腕」か「脚」です。ストレートネックであっても首の筋肉が原因である可能性はほとんどありません。
そこで原因が「腕」か「脚」どちらにあるのか調べる検査の方法を一つ紹介します。
検査の方法:首を上下と左右に動かす
検査の方法は首を上下と左右に動かしてもらうだけです。この検査によって、「首の痛みの原因はどこか」を調べることができます。
【検査の結果と原因の場所】
● 上下の動きで痛みや動きにくさを感じた→脚に原因
● 左右の動きで痛みや動きにくさを感じた→腕に原因
となります。簡単ですね。どちらも痛みや動きにくさを感じる場合は相対的により強く感じる方を採用してもらえれば大丈夫です。