【動画】ポニーテールで肩こりや腰痛になる理由を解説【防御反射が起こるケースがある】

肩こり 腰痛

こんにちは、モトオカです

今回はポニーテールの人への注意喚起の記事になります。なぜ、こんな記事を書こうと思ったのか。身近にある肩こりや腰痛など体の不調は意外な部分が原因になっていたりするということを知ってもらおうと思ったのでこんな記事を書いていました。

【動画】ポニーテールで可動域が変化する様子

まずはこちらの動画を見てみてください。通常の状態とポニーテールをした状態で脚の上がりかたが変化します。

 ビフォーアフターの画像

動画だともしかしたら変化がわかりにくいかもしれないので、結果がわかるビフォーアフターの画像を載せておきました。脚の上がりかたに変化があるのがわかりますか?そこまで大きな変化ではないです。でも、ポニーテールをするのが習慣化されてる人はこれが毎日影響していると考えるとカラダへの影響も結構ありそうじゃないですか。

なぜ、こんな変化が起こるのか?

このような変化がなぜ起こるのか解説をします。一言でいえば「防御反射」です。

相談者
相談者
防御反射って何?聞いたことない。。。

初めてこの言葉を聞く人も多いと思いますので解説します。その前にこの「防御反射」という言葉でググってみましょう。

生体に疼痛刺激のような有害な刺激(侵害刺激)を加えると,この刺激を回避するような反射が起こる。これを防御反射といい,多くのシナプスを介した多シナプス性の反射である。

引用:防御反射(ぼうぎょはんしゃ)とは – コトバンク

理解するのが難しいですね。。。少しわかりやすいように事例を紹介しますね。

防御反射の事例

● 後ろから肩を肩かれてビクっとして無意識に力が入る
● 苦手な人、怖い人が近づいてくると少し力が入る など

こんな感じで「嫌だなー」と感じた時に無意識に力が入ってしまうような反射です。力が入るのが自分でもわかるレベルの時もあれば、自分では力が入っていないと思っていても反射的に力が入っていることも多々あります。今回のポニーテールもこれと同じようにゴムで髪が引っ張られることで反射的に力が入ってしまっているのです。

逆に頭を上手に支えると可動域がアップする

この防御反射ですが、何もしていない状態が最も防御反射がない状態かといえば、そんなこともありません。日頃からストレスを感じていたり、歪みのある状態であれば普段何もしていなくても防御反射があることもあります。

逆に、頭をしっかり支えることで防御反射が解除されて可動域がアップすることも多々あります。通常の状態と頭を支えた状態のビフォーアフターの動画も載せておくので違いを見てください。

結果のビフォーアフター

結果だけわかるように比較写真も載せておきました。この写真だと防御反射のあるなしによる可動域の違いがかなり明確にわかりますね。

肩こりや腰痛との関係を解説

ポニーテールによて防御反射が起こっているということを理解してもらえたと思います。では、もう少し深堀をしてこの防御反射が肩こりや腰痛とどう関係するのか解説します。

意外とこの防御反射による肩こりや腰痛は実際に体験している人も多いのではないかと思います。僕の場合だと、大勢前で話をするような緊張する場面だと肩が痛くなります。話をしている最中は感じないのですが、話し終えてホッと一息つくと肩の痛みを感じたりします。

今回の防御反射や他にはストレスや疲労・自律神経の乱れなどによって体は歪みをつくります。専門用語になりますが、これを「生理学的な原因による歪み」といいます。この「生理学的な原因による歪み」は自律神経によって無意識に歪みを作ります。その結果、肩や腰の血液循環などが悪くなり、痛みを引き起こすのです。

メガネ・帽子なども注意が必要かも

髪をゴムでまとめるだけで防御反射が起こります。頭は脳がある場所なので、身体の中でも最も防御反射が起こりやすい場所になっています。そのため、ポニーテル以外にも頭に関係する刺激は実は防御反射になっていることもあります。防御反射を起こす可能性のあるものをいくつかあげておきます。

  • メガネ
  • 帽子
  • イヤホン
  • マスク など

サイズがあってなくて圧迫してたりすると知らず知らずのうちに防御反射が起こるので、気を付けてみてもいいかもしれません。

下手なセラピストに触られると逆効果

ここで防御反射に関係することで注意点があります。防御反射というのは主に他人に触られるとおきやすいです。例えば、信頼関係のない人にボディタッチされるとかなり嫌な気持ちになりますよね。逆に好きな人ボディタッチされるとリラックスした気持ちになったりします。このように信頼関係や触り方によっても防御反射がおこることもあります。

そのため残念ですが下手なセラピストが触ると防御反射が起こってしまい、全然効果がないこともあります。逆に防御反射によって力が入った状態で施術をしようとすると筋肉を傷つけたり、揉み返しになったりすることもあります。