免疫力低下を防ぐ食事や呼吸法。イケメンは免疫力が高いことも判明。
こんにちは、モトオカです。
先日、こんなツイートをしました。
免疫力が大事ってのはわかるけど、体感として「いい」「悪い」がわからんからコントロールしにくいよね。。
東洋経済オンライン: 栄養学博士が教える自分の免疫を高める食事法.https://t.co/OtFpfirbnw@GoogleNewsから
— モトオカナオキ (@naoki_kokage) March 13, 2020
今回は、「免疫力」ってついて解説します。ツイートにも書きましたが免疫力の正体って結構謎じゃないですか?少しでも免疫力について深く理解をしてもらうことでたくさんの情報から取捨選択ができるようになればと思います。
僕は整体師として活動していますが、実は免疫力を高めるテクニックもあったりします。整体に来られるお客さんは「肩こり・腰痛」といった症状ですが、症状がひどいと当然体の状態もよくありません。良くない状態だと病気になりやすいので、たかが肩こりであっても同じ一つの身体で起こっていることなので免疫力とも深い関係があります。
「免疫力」について深く理解することで、病気以外にも未病と呼ばれる病気の一歩手前の状態も結果的に解消する可能性が高いので是非最後まで読んでください。
免疫力が高いとは「ウィルスと戦う兵隊が多い状態」
免疫力が高い状態とは身体の中に入ってきたウィルスを抑えるものですが、その働きは1つだけではありません。
「免疫にはウイルスに感染した細胞をそのまま退治する『T細胞』と呼ばれるものやウイルスにペタペタとくっついて、それを働かなくする『抗体』などがあります」
「免疫=兵隊の数が多くてたくましいほど免疫力が高いといわれ、ウイルス=敵に対して強くなります。体の中で増えていくウイルスに対応できるだけのたくましい兵隊を増やせるかどうかが症状を抑えるポイントの1つなんです」
上の引用では2種類の免疫システムが紹介されています。
- ウィルスに攻撃された細胞を退治する働き
- ウィルス自体の機能を抑えるもの
こんな感じで免疫力といってもいろんな働きがあります。見出しにあるように「免疫=ウィルスと戦う兵士」に例えると、陸から攻める兵士もいれば、海から攻める兵士もいる、また、空から攻めるかもしれないし、サイバー攻撃をする兵士もいるといったあらゆる側面からウィルスと戦える状態になっているのが免疫力が高いという状態です。
そのため「免疫力=ウィルスを抑えるチカラ」のような広い意味でとらえる方が理解しやすいですね。
【コラム】免疫力高い人がモテるという説
ちなみに、免疫力についてこんなおもしろい研究もあります。それは「イケメンは免疫力が高い」というものです。
男性のルックス良さと免疫力の高さには正比例の関係があることが判明した。つまり、イケメンの方が、免疫力がより強く、風邪を引きにくい。これは、イケメンは男性ホルモンのレベルがより高く、このホルモンは免疫力を高める機能があることが主な原因だ。
イケメンで風邪もひきにくいなんていいなーなんて思いますが、よく考えたら「イケメンだから免疫力が高い」ではなく「免疫力が高いからイケメンと認識している」なのかもしれませんね。
せっかく子孫を残すなら免疫力の高い人の子供をつくるほうが子孫繁栄しそうですもんね。そう考えると、今はイケメンではなくとも免疫力を高めるとイケメンと認識してもらえるということも考えられます。
食事で免疫力を高めるパターン
ヨーグルトで腸内環境を良くする
1つ目の事例はヨーグルトです。
既に腸内にいる乳酸菌やビフィズス菌を増やすために必要な難消化性オリゴ糖や食物繊維をしっかりとること(プレバイオティクス)、もうひとつは、乳酸菌やビフィズス菌そのものを摂取すること(プロバイオティクス)です。
プレバイオティクスとプロバイオティクスの両方をあわせて摂取することをシンバイオティクスといい腸内環境を良好に保つために大切な方法です。
なぜ、ヨーグルトによって免疫力が高くなるのかというと、免疫力は腸内環境と関係しているので、その腸内環境を整えることで免疫力アップの効果があります。
緑茶による抗ウィルス作用
次に緑茶による研究があります。
静岡県で2008年から2009年にかけて小学生を対象に行われた調査では、1日当たりの緑茶摂取量が1杯(200ml)~5杯だった生徒は1杯未満の緑茶摂取量だった生徒に比べて、インフルエンザに感染する確率が低いことが報告されています
この研究では、緑茶を飲むとインフルエンザに感染するリスクが減少したという結果を得ることができています。この結果はさきほどヨーグルトの事例とは少し違って、茶カテキンによってウィルスの繁殖を抑えることができたことが感染率が低い要因になっています。
瞑想でも免疫力が向上する
免疫力の向上というと、「食事」「運動」「睡眠」といったものが一般的ですが、なんと「瞑想」でも免疫力の向上が確認されています。
カバット・ジン博士と、ダライ・ラマ14世と瞑想研究を行ってきたリチャード・デイビッドソンという博士が共同で、6週間のMBSR瞑想でインフルエンザ ウィルスへの抗体が上がり、さらに4か月間続けると前向きな気持ちに関係する脳の部分(前側左部分)の活動が活性化されると発表し、世界をあっと言わせたことがあります(1)。
上の引用分にはMBSR瞑想とありますが、MBSR瞑想とはマインドフルネス瞑想です。簡単に説明するとマインドフルネス瞑想とは、
- 呼吸に集中して、静かな心に落ち着けるタイプ(サマタ瞑想)
- 起こっていることをクリアに理解してそれを受け入れるタイプ(ヴィパッサナー瞑想)
という2ステップがあるようですが、1の呼吸に集中して心を落ち着ける方だけでもリラックスすることにより免疫力の向上が期待できます。
この記事を読んだあなたにオススメの記事
先ほど瞑想でも免疫力アップが期待できるということ解説しました。これは僕が実際に整体の施術をしていても納得できる部分があります。それはなぜかというと、瞑想のキモは呼吸にあります。呼吸は全身の血液やリンパといった循環機能を向上させます。さらに、リラックスすることで身体の緊張状態も解消するので、ここでも循環機能が向上します。
循環機能が高まると、全身に酸素や栄養が運ばれるので細胞の働きが向上します。
次の記事では「呼吸と免疫力の関係」について詳しく解説しています。
» 簡単に免疫力を上げる方法を提案【運動や食べ物よりもカンタン】