骨盤矯正の体操やストレッチは意味がない?自力で改善するためのポイントを整体師が解説

骨盤矯正

こんにちは、モトオカです

先日こんなツイートをしました


骨盤矯正をしたいという人は多いですよね。僕が整体をしていても特に産後の女性は「出産後は骨盤矯正しないと!」という意識を強くもっている人が多い感じがします。骨盤矯正の商品もたくさん販売されていますね。でも、僕が整体の施術をしていて間違った認識をしている人が多かったのでこの記事を書こうと思い立ちました。

今まで骨盤矯正をしてみたけど、なかなか実感が得れていない人はこの記事を読んで骨盤矯正の理解を深めてください。

骨盤だけを矯正するのは意味ない

結論ですが、骨盤だけを矯正しても意味がありません。こう聞くとなかなかインパクトの強い言葉になってしまうかもしれません。この理由についてももう少し深堀りをして解説をしていきます。

骨盤が歪むのは「結果」

なぜ、骨盤だけを矯正しても意味がないのか、その最大の理由をお話します。それは骨盤が歪むのは「結果」だからです。結果ということは原因があります。本来であれば原因を解決することで結果も変わってきます。ですが、骨盤矯正に関しては歪みは「結果」であるにも関わらず「原因」の解消はせずに結果だけを変えようとします。こう聞くと、骨盤だけを矯正するというのはなんとも不思議なことをしているということを納得してもらえるでしょうか。

骨盤は全身のバランスをとっている

そもそもの話になりますが。骨盤は上半身と下半身のつなぎ目になる部分になるので、歪みが発生しやすい場所になっています。そのため、全身のバランスが崩れると、原因が骨盤になくても骨盤で意図的に歪みをつくって全身のバランスをとろうとします。

骨盤の歪みはなぜできる?

骨盤は全身のバランスが優れたことで、その調整として結果的に歪みを作っているということを理解してもらえたでしょうか。ここで骨盤の歪みの原因についてもう少し詳しく解説していきます。

大きく分けて原因は2種類

歪みの原因は大きく分けで2種類あります。それは

  1. 、生理学的な原因
  2. 、構造的な原因

この2つです。これだけ聞いてもわかりませんよね。この2つについてもより詳しく解説していきます。

生理学的な原因について解説

まずは生理学的な原因について解説します。これは自律神経などによって引きおこされる歪みになります。人が意識せずとも反射的にカラダを守るために意図的に歪みをつくっているのです。僕が施術をしていて多くあるパターンを事例として紹介します。

生理学的な原因による歪みの事例

  • 暑くて身体がダラ~とする
  • 寒くて、身体に自然と力が入る
  • 緊張する場面で肩が痛くなる
  • 睡眠不足で身体が重く感じる
  • 疲れてくると姿勢が悪くなる

事例としてはこんな感じのものが上げられます。自分で意識して「この姿勢をとろう」と思っていなくても、客観的にみると姿勢や力の入り方に変化が見られます。また、この生理学的な原因による歪みの特徴としては「筋肉などには原因がない」ということもあげることができます。

先ほどの事例の一つを参考にすると「緊張する場面で肩が痛くなる」は症状としては「肩が痛くなる」ですが、一瞬で肩の筋肉に問題が発生したわけではありませんよね。それよりも、神経で問題が起こったことが痛みが起こっています。つまり、筋肉には問題がないということがわかります。

構造的な原因について解説

次に、構造的な原因による歪みについて解説します。これは先ほどの生理学的な歪みでは別で構造的に、つまり、主に筋肉や筋膜といった場所で物理的に問題が起こっています。このケース細胞が傷ついていたりするので、完全に回復するには少し時間がかかるケースがあります。これについてもどんなケースが当てはまるのが僕の施術で多かったものから事例を紹介します。

構造的な原因による歪みの事例

  • パソコンの使いすぎで肩が痛い
  • 重い物を持つことが多くて腰痛になった
  • 交通事故を起こして怪我をした
  • 手術をした

このようなケースを上げることができます。特徴としては、ずっと同じ姿勢をしていて、何カ月・何年も繰り返している。事故などの強い衝撃をうけたことがある。怪我や手術といった身体に傷が入ったことがある。このようなケースでは構造的な問題が起こるケースが多いです。

骨盤の歪みをとる生活習慣

相談者
相談者

骨盤の歪みの原因はなんとんくわかった。で、どうしたら骨盤の歪みがなくなるのかを知りたい。

この解決策についても解説します。今回紹介する解決策は「生理学的な歪み」を解消するための解決策となる生活習慣です。「構造的な歪み」は改善するのに専門的な知識が必要なので、今回は省きます。

しかし、今回紹介する生理学的な歪みをとる生活習慣を続けることで構造的な歪みを徐々に解消されていくので、1か月程度継続してもらうことがオススメです!それでは紹介していきます。

1、睡眠をしっかりとる

睡眠をとることは非常に重要です。体の歪みは寝ている時に解消されていきます。この歪みを解消するチカラを「自然治癒力」ともいいますね。この自然治癒力をしっかり働かせるために睡眠時間の確保を非常に大切なものになります。

2、深呼吸をする

2つ目は深呼吸をするです。呼吸はほとんどの人が思っているよりも重要だと認識しています。自律神経の中で唯一意識的にコントロールできるのが「呼吸」です。現代の生活ではどうしてもストレスや緊張、他にもスマホのブルーライトなどといった外からの刺激が多いので交感神経が優位になっています。交感神経を優位になると血液循環も低下してしまいます。深呼吸には、リラックス・副交感神経を優位をする効果がありますので、意識してみてください

3、入浴をする

3つ目は入浴です。温かいお風呂に入ることでリラックスして全身の血管も広がります。血流循環をよくすることは全身の細胞に栄養と酸素を運ぶのに非常に大切なことです。注意点として熱すぎるお風呂に長時間入るとカラダが疲れてしまうと言われてしまうので、ぬるめにお風呂にするか、熱めのお風呂であれば10分程度にしておきましょう。

4、食べすぎないようにする

食べすぎないようにするというのは少し意外な対策かもしれません。しかし、食べ物を消化するのはかなりのエネルギーを消費します。食べると眠くなってしまうのはその証拠とも言えますね。消化にエネルギーが使われると、歪みを治すためのエネルギーが少なくなってしまうので、食べ過ぎないようにして腹8分目を維持するようにしてください。