【セルフケア事例】反り腰の原因は胸のひらきで改善
今回はこちらのセルフケア事例を解説します。今回のモデルさんの悩みは「反り腰」です。
腰痛という痛みを感じていなくても、反り腰は姿勢にも影響します。なので、「悩み」というほどではなくても「気になる」程度は多くの人が感じていると思います。それについても解説していきますね!
今回の事例のビフォーアフター
今回のビフォーアフターは、立った状態での前屈で検査してもらいました!可動域がアップしているのがわかりますね。
セルフケアの事例解説
こちらのセルフケアの全編になります。
今回のモデルさんの事前情報
反り腰
立ち仕事+デスクワーク(看護師の仕事)
セルフケア動画の解説目次
- 検査はめちゃくちゃ大切
- 筋肉をほぐす時の基本とポイント
- 立ち姿勢からの見る反り腰の原因
今回はこちらの目次に沿って解説をしていきますね。
1、検査はめちゃくちゃ大切
まず、初めてに検査について話をしていくのですが、見出しにもありますが「検査はめちゃくちゃ大事」です。検査がうまくできていないと、せっかく筋肉をほぐしても全然効果につながらない場合もでてきます。
セルフケアを何人かの人に実践してもらいましたが、1回目から検査が正確にできている人はあまり多くなかったです。今回は検査の中でもこの「セルフケアの教科書」においてよく間違えるポイントを紹介しますね。今回の紹介するポイントは2つ
- 腕をまっすぐ上げているか?
- 脚を固定してねじれているか?
になります。
腕をまっすぐ上げているか?
まず、1つ目の「腕をまっすぐ上げれているか」について解説しますね。
上の動画を再生してもらうと、その対象となる検査から再生されます。まず、モデルさん自身に検査をしてもらって、その次に僕が検査を修正しています。
動画でどのように修正しているかを見てもらうとわかりやすいと思いますが、文字にしておくと
ということが大切になります。この違いによって可動域がかなり変化するので、正しい検査結果をえることが難しくなってしまうので注意してくださいね。
脚を固定してねじれているか?
次に2つ目の検査ポイントを紹介しますね。2つ目の検査ポイントは身体をねじる時になります。
上の動画を再生してもらう、その検査ポイントから再生がスタートするようになっています。この検査までの流れとしては、「腕に問題があるという検査結果になり、さらに腕の細かい原因をみている」という検査になりますね。
この動画でも、初めにモデルさんに検査をしてもらっていますが、脚が浮いているので正しい検査になっていません。検査をする時には、常に同じ条件にして検査をしなかれば違いがでません。この身体をねじる検査をする時はしっかり脚を固定して身体をねじることで同じ条件で検査ができるのでより違いが明確になります。
2、筋肉をほぐす時の基本とポイント

せっかく原因を特定できても、筋肉をうまくほぐせなかったり、セルフケアの効果も半減していますね。なので、ここでは「筋肉をほぐす時のポイント」を紹介します。「セルフケアの教科書」で紹介している筋肉の緩め方は「原因の筋肉に手を当てて深呼吸」ですね。
深呼吸は最大まで深く吸って、深く吐く
これは基本になりますが、意外とできていない人が多いので再度復習ですね。深呼吸のポイントは「最大まで」吸って、「最大まで」吐く、です。これがちゃんとできてるかで筋肉のほぐれ方も変わってくるので、基本ですが再度意識してみてくださいね。
筋肉に力が入っていない状態でほぐす
あとは、筋肉をゆるめる時は、力が入っていない状態にしないと効果が半減します。例えば、腕の筋肉を緩める場合には腕の力を抜いて力がブランとした状態で緩めないといけません。なので、筋肉をほぐす時は身体を楽な体勢にしてセルフケアをすることでより高い効果が期待できます。
筋肉をほぐしたら必ず、再チェック!
筋肉をほぐしたら、必ず可動域が改善したかのチェックはしてくださいね。再チェックした時にちょっとまだ身体をひねりにくいなーとおもったら、再度ほぐすようにしてくださいね。再度、ほぐさないと次にセルフケアをした時も同じ部分が反応する可能性が高いのでなかなか深い歪みまで届きません。
3、立ち姿勢からの見る反り腰の原因
今回のケースの主な悩みは「反り腰」でした。反り腰は腰の症状になりますが、基本的には腰の問題であっても腰だけでの問題であることは少ないです。
一般的に反り腰の原意は「骨盤の前傾」だといわれています。しかし、僕が実際にあっている人は骨盤の前傾をしている人はあまりいません。逆に、もっと前傾になった方がいいのにーって人もよくいます。

先ほども書きましたが、反り腰の間違いとして腰だけの問題ではないということがあげられます。
この理由としては、背骨はつながっていますね。だから、逆に腰の反り腰だけが改善して、他の姿勢は変わらないってことはあり得ません。つまり、反り腰が改善するということは、背骨全体で硬さが改善して最もバランスがいい状態になった時に、結果的に反り腰でなくなるといえます。
今回のモデルさんのケースでより具体的にみていきましょう。

上の写真は、動画の中の立ち姿勢をキャプチャしたものなので、真横からの姿勢ではないですが、beforeの姿勢では、猫背気味で背骨のカーブが下がってします。その結果としてお腹に近い場所が前に出ています。背骨のカーブが下がることで腰のカーブが急になり「反り腰」になっています。
しかし、セルフケアをすると、胸がひらいた状態になってS字カーブの位置が高くなっています。そうすることで、腰のカーブが緩やかになっています。さらに、骨盤がbeforeよりも前傾になって、太ももの筋肉が伸びていますね。