より細かく原因と特定する検査

このページでは、今まで特定した部位からさらに細かい部分を特定します。

この検査で「どこの筋肉が原因なのか」が判断できます。最後の検査になります。

より細かい原因を特定する検査

この検査方法も身体のどこの部分でも使えます。

今回の動画は、脚でより細かい原因を特定していますが、腕でもこの方法は使えます。

【前提条件】

この検査の動画を紹介する前に前提状態というか、どのような流れで今の状況にあるのか整理しておきますね。

  1. 生理学的な原因の歪みを解消
  2. 構造学的な原因の歪みの原因が脚にあることがわかった
  3. 脚の右の膝~太ももに原因があると特定できている

この流れがあってから下の動画の検査を行っています。

結果の比較写真

特定した部分に手を当てて前屈すると、可動域がアップしました。今回の場合は、膝裏の少し上の部分が原因でしたね。

この結果から、手を当てた部分が可動域減少の原因であると判断できます。

動画の検査と検査結果を少し補足

動画ではわかりずらい部分があったかもしれないので、少し補足をしておきますね。

「硬い部分を探す」の感覚

感覚の話になるので上手く伝わるかわかりませんが、筋膜の癒着部分を探すということになります。

感覚的に伝えると

  • 皮膚をつまむときに上手くつまめない部分
  • 皮膚を上下左右に動かしたときにあまり動かない部分

って感じになります。少し勘違いしやすいのは筋膜の癒着はないけど、筋肉自体が硬い部分があります。その部分は原因ではありません。

あくまで筋膜の癒着なので、皮膚がスムーズにスライドするかで判断してもらうといいと思います。

どの動きで検査をするか

今回のケースで、前屈で可動域のチェックをしました。

セルフケアをするときは手を当てながら可動域の検査をしなければいけないので、無理な姿勢にならないようにしないといけません。

検査をする動きとしてチェックが可能なのは

  • に問題がある場合:前後の動き
  • に問題がある場合:左右の動き

になります。今回の動画では脚に問題があるので前後の動きである前屈でチェックが可能でした。もし、腕に問題があるときは前屈で検査をしても意味がないです。

腕に問題がある場合は、首を左右に傾ける動きなどがいいかもしれません。

「手を当てる」とは?

原因の筋肉を特定する時に手をあてると書いています。この時の手を当てる。というのは、手をあてるだけでOKです。

たまに、質問で「圧はどのくらいですか?」って聞かれます。圧は特に必要ないです。ほんとに手を当てるだけでいいんです。

少しポイントをお伝えすると、指先の点で手を当てるのではなく、手ひらを密着させるのがポイントです。

» 最後に原因となる筋肉の硬さを解消しましょう