【セルフケア事例】デスクワークで肩こりと反り腰。
今回はこちらのセルフケア事例を解説します。
今回の事例のビフォーアフター
今回のセルフケア事例のビフォーアフターだけ先に公開しておきますね。前屈の可動域が改善していますね。
セルフケア事例の解説
それでは、セルフケアの事例の全編を載せておきますね。
今回のモデルさんの事前情報
それでは先に今回のモデルさんの事前情報を紹介しておきますね
反り腰
肩こり
枕が合わない
整体にたまに通っている
デスクワーク
事前情報としてはこんな感じになります。服でカラダのラインがはっきりわかるわけではありませんが、そこまで反り腰の感じはないように感じますね。みなさんはどう思いますか?
それでは、今回のセルフケアの解説の目次をすすめていきますね。
セルフケア動画解説の目次
- 今回の事例は「腕か脚か」の検査はナシのパターン
- 補正の可能性はどう対処するか?
- 左右の身体のひねりに差がある理由
- 検査の判定が間違っていたら
- 今回のセルフケア事例の評価
今回はこの目次で進めていきます。
1、今回の事例は「腕か脚か」の検査はナシのパターン
今回のセルフケアは「原因が腕か脚か」をチェックする検査をせずに、腕と脚どちらもチェックをしてもらうカタチをとっています。
「腕か脚か」の検査をする目的は、「身体で最もボトルネックになっている歪みは何か?」を知るためです。
例えば、歪みレベルが
- 右腕:3
- 左腕:1
- 右脚:9
- 左脚:8
みたいな感じであれば、身体のバランスに最も影響しているのは「右脚である」と判断できます。
歪みは1か所にあるわけではない
もしかしたら、「腕か脚か」どちらに歪みがあるかの検査をすることで、もし、腕に原因があるとなった時に「脚に歪みがないのか」と思う人もいるのではないかと思いました。
なので、今回は「腕」も「脚」もどちらも検査をして、歪みはどちらもあることを知ってほしいと思いました。
補正の可能性はどう対処するか?
身体がバランスをとる時に、歪みを「補正する」という特徴があります。簡単にいうと、本来の歪みの原因とは違う箇所に硬さがでることです。例えば、右の腕が上がりにくい。でも、原因をより深く探していくと右腕が上がらない原因は左脚だった。みたいな話です。
この補正を見つけるのはある程度の知識と経験がないとなかなか難しいです。おそらく「初めてセルフケアをしています。」という程度の経験では、ちゃんと補正を探すことはできないです。
セルフケアの教科書(基礎編)はしらみつぶしで歪みをとる
この「補正」に対して、この「セルフケアの教科書」はどう対策をしているのかというと、「歪みをしらみつぶしに解消する」という方法をとっています。
悪くいうと。歪みを解消しなくてもいい場所も歪みを解消しているとも言えます。でも、現実的な方法としてはこれが一番カンタンな方法であると判断してこの方法を取り入れています。
左右の身体のひねりに差がある理由
次の解説は「左右の身体のひねりに差がある理由」です。
まずはこちらの動画を見てみて下さい。この動画を再生すると、2周目の腕の筋肉をほぐした後の可動域チェックから再生されます。
このチェックを見ると、腕の形を差し引いても「時計回りに身体をひねる時」と「半時計周りに殻をひねる時」に可動域の差があるのがわかりますか?反時計周りに身体をひねる時の方が可動域が狭いように感じますね。
このように、腕のカタチにかからわず、左右で身体をひねった時に可動域の差を感じる場合は「脚」の歪みが影響している可能性が高いです。脚の歪みを解消してから身体をひねるときっとひねる時に可動域はさらに改善されます。
検査の判定が間違っていたら
検査をして硬い筋肉をほぐすときに、検査結果とほぐす筋肉が間違っていたらどうしようと思う人もいるかもしれません。
今回の事例でも動画を見てみると検査結果とほぐす筋肉が間違っている場面があります。例えば、こちらのケース(下の動画を再生すると途中から再生されます。)
上の動画をみてもらうとわかりますが、「右腕の手のひらを上にしたカタチ」の時に可動域が少し狭い状態です。
今回の事例はそのまま次のセルフケアにすすんでいますが、本来はほぐし切れていない箇所は再度ほぐすのがセオリーになります。
もし、このままセルフケアをすすめていった場合はどうなるのか?結論としては問題ありません。
セルフケアを2周目・3周目とすすめていった時に、ほぐしきれなかった箇所に問題があれば検査をすると陽性になります。その時にまた再度ほぐしていけば大丈夫です。
今回のセルフケア事例の評価
最後に今回のセルフケアの動画の評価をしてみます。今回のモデルさんは生理学的な歪みは比較的少ないように感じました。可動域も極端に狭いということもありません。
深い歪みにたどり着いていない
しかし、少し気になるのは今回のモデルさんは「デスクワーク」をしています。
デスクワークをしている人は、僕の経験上足首に硬さがあるケースがかなり多いです。足首を硬くしているのは「脛」の筋肉が硬いケースがおおいのですが、今回はケースでは脛の筋肉での陽性がでていませんでした。
なので、まだ身体に歪みが残っている可能性は高いと判断できます。
捻る時の可動域が狭い
もう一点、気になる点があります。さきほども書きましたが、ひねる時の可動域の狭さです。本来の歪みの少ない状態であれば、90度以上は身体をひねることができます。しかし、身体をあまりひねることができていませんでした。このことからもまだ歪みは残っていると判断できます。
これは先ほどの足首の硬さとも関係している点だといえますので、セルフケアをするのあれば、足首の硬さ(脛)で陽性になるレベルまで深い歪みを解消するほうが良さそうですね。