枕が合っているかチェックする方法【簡単:脚をあげるだけ】
こんにちは、モトオカです。
私の使っている枕は自分に合っているのかな。知りたいけど、どうやってチェックしたらいいかわからないなー。
今回はこんな疑問について解説します。枕は毎日使うものです。なので、自分の体に合っているものを使うことができれば、言葉通り「寝てるだけ」で健康が手に入ります。でも、逆を考えると怖いですよね。体に合っていないものを毎日使って負担がかかってると思うと時間が経てば経つほど、体に負担が蓄積していくってことになります。
僕は整体をしていますが、このような体の変化はすごく重要視しています。「眠れない」「疲れがとれない」っていう悩みだけではなくて、「肩こり」「腰痛」も関係してきます。実際にお客さんに使っていチェック方法をご紹介しますね。
枕のチェック方法「脚をあげる」
いきなり結論から紹介していきます。枕が合っているかという方法としては「脚を上げる」のが最も簡単な方法だといえます。
実際にどのような変化があるのか比較した写真をご紹介します。
このくらい差があるのはビックリですよね。このチェック方法についてもう少し解説をしていきます。
枕のチェック方法を解説
チェック方法についての手順や注意点など解説していきますね。
枕チェックの手順
- 仰向けに寝転がる
- 枕がない状態で脚を上げる
- 枕がある状態で脚を上げる
手順としてはこのようになっています。
チェックするときの注意点
脚は両足じゃなくてもOK
写真では脚をあげる時に両足を上げています。2人でチェックする時はこんな風に1人がもう一人の脚をもってあげてチェックすればいいのですが、1人でセルフチェックする時は両足を上げるのはかなりつらいです。
なので、1人でセルフチェックをする時は両足ではなくて片足ずつあげてみる方がカンタンにできます。
可動域だけじゃなくて軽さもチェック
写真だけみると可動域の違いがすぐにわかります。実際にチェックをしてみると体感しますが、可動域の違いよりも足の軽さや上げやすさの違いにビックリすると思います。こんな感じで「軽さ・あげやすさ」も一つの指標にしてみるのもおススメです。
合う枕にはレベルがある
この記事の初めに紹介した比較した写真では、2枚の写真を比較して、その優劣をみてもらいました。でも、実際は優劣のような0点と100点という極端なものではなく、レベルというか段階的に変化します。
例えばですが、もし5つの枕を比較した時にはこんな風に脚の上がりかたに違いが出たりします。
- 1つ目 → 60度まで上がった
- 2つ目 → 90度まで上がった
- 3つ目 → 45度まで上がった
- 4つ目 → 100度まで上がった
- 5つ目 → 80度まで上がった
これは仮の話ですが、こんな風になったとします。
上のような結果になった時にどう判断すればいいのか。単純により脚が上がったものを選べばオッケーです。先ほどの事例では、自分に合う枕の順位としては「4つ目の枕」が最も自分の体に合っている枕という結論になります。もし、5つの枕を順位付けするのならば「4つ目 > 2つ目 > 5つ目 > 1つ目 > 3つ目」という順位になります。
違いは「防御反射」
先ほどはチェックの方法を紹介しました。次に「なぜ、こんなに違いが出るのか」を解説します。
見出しに結論を書きましたがこれは「防御反射」による違いです。
防御反射とは何だ
防御反射という言葉を聞いたことある人は少ないと思うので、これについても少し解説します。まず言葉をググってみると、こんな風に出てきました。
生体に疼痛刺激のような有害な刺激(侵害刺激)を加えると,この刺激を回避するような反射が起こる。これを防御反射といい,多くのシナプスを介した多シナプス性の反射である。
少し難しいですかね。人は危険を感じると無意識に体を緊張させます。そうすることで危険が起こった時にすばやく反応ができるようになっています。つまり、防御反射が起こるというのは体には無意識かもしれませんが負担がかかっていると言えます。
防御反射の具体例
言葉だけの解説だとわかりにくいかもしれないので、イメージしやすいように具体例も紹介します。
- 信頼のない他人に触られた時
- ストレスを感じた時
- 暑い、寒いという気温による刺激 など
こんな感じで防御反射って意外に起こってしまいます。
防御反射のオフがないのが問題
こんな風に書くと防御反射が悪であるように感じるかもしれません。でも、防御反射はヒトを危険から守るに必要な機能です。
問題は「常に防御反射がある状態」です。人は緊張とリラックスでバランスをとっています。そのどちらも必要な機能なのですが、現代人はこのバランスが崩れて、緊張状態の割合が多いことが問題となっています。
寝ている状態というのはリラックスをするべき時間なのにもかかわらず、脚が上がりにくいというのは、つまり緊張状態にあるといえます。これが問題になっていきます。なので、寝ている時は防御反射の少ないリラックスした状態になるように睡眠環境を整えないと整えなければいけません。