急に手汗をかく人の原因はストレスのような精神的な刺激【慣れても改善しない人は自律神経の問題】

その他

手に汗をかくっていうのは、実は「暑いから汗をかく」とは少し違う理由だったりします。

特に女性で「手汗」がコンプレックスに感じたりする人もいると思います。手汗に意外にも「手が冷たい人は心が温かい」ということわざもあったりします。これは科学的にはどうなのか?ってことも割と興味ある人もいると思います。

そのあたりのことも解決しつつ、もし「手汗」の改善方法についても言及していきますね。

手のひらや足のうらに汗をかくのは精神的な刺激

結論からいうと、手のひらにかく汗というのは「精神的な刺激」をうけた時に汗をかきます。手のひら意外にも「足のうら」も同様に精神的な刺激を受けた時に汗をかきやすい場所になっています。

「手に汗をにぎる」や「冷や汗」という言葉はまさにこの「精神的な刺激」を受けた時の汗のことを表しています。

精神性発汗と温熱性発汗との違い

一般的に、汗をかく時はどんな時?って聞いたら「暑いと感じた時」って答える人がほとんどですよね。でも、この時と「手汗」のような精神的な刺激をうけた時の汗は少し種類が違います。

前者の暑いときにかく汗を「温熱性発汗」といい、手汗のような汗を「精神性発汗」といいます。手汗に関する「精神性発汗」が起こる状況は3つにわけることができます。

精神性発汗は3つに分けることができる

精神性発汗を分けると以下の3つにわけることができます。

  1. 音、光、痛みなどの感覚
  2. 恐怖や不安、怒りといった情動
  3. 暗算や想起、リズム、深い思考の高次の精神活動

それぞれを簡単に説明しますね。

1、音、光、痛みなどの感覚

あなたがいつも通りに仕事をしていて、すぐ隣で「ドーン!」って感じの爆発音がしたら、めちゃくちゃびっくりして身体を小さくして爆発した方を反射的に見てしまいますよね。これが感覚の精神的な刺激です。

さっき上げた例と同様に、音だけじゃなくて、自分が予期していないタイミングで光や痛みを感じても同じように「精神性発汗」が起こります。

よくテレビ番組でのドッキリ企画や、誰かが物陰に隠れて「わっ!」ってびっくりさせてきたり、雷のピカッ…ゴロゴロ、ドーン!みたいなものがこれにあてはまりますね。

2、恐怖や不安、怒りといった情動

これは先ほどの感覚的なものとは違い、感情による変化があった時に「精神性発汗」が起こるパターンです。

例えば、今週末に自分の第一希望の企業の就職活動の面接があって、大学にはいった時からこの企業にどうしても入りたいっていうくらいのめちゃくちゃ大事で失敗できない!っていう緊張感や、仕事で全然うまくいかなくて職場の人間関係もあんまりよくない、これからどうやっていこう。。。っていうような不安感

こんな時の感情の動きによって汗をかく場面が当てはまります。

3、暗算や想起、リズム、深い思考の高次の精神活動

これは先ほどの2つと違って少しイメージしにくいかもしれません。いつも以上に集中した場面や没頭している場面でかく汗になります。

例えば、難しい計算問題があって自分の頭をフルMAXにして働かせたり、仕事で超集中したりした時にかく汗になります。

なぜ、精神的発汗で手のひら、足の裏に汗をかくのか?

精神的発汗では、なぜ手のひらや足のうらに汗をかくのかを少し解説します。

汗が滑り止めの役割を果たす

1つ目の理由としてあげられるのは「滑り止めの役割を果たす」からです。

手のひらや足のうらに汗をかくのは、精神的な刺激をうけた時になります。つまり、日常から非日常に切り替わったタイミングともいえます。動物の本能として、一瞬の動きもミスができないので、手のひらや足のうらに滑り止めの役割を果たす汗を分泌させるのです。

手のセンサーを敏感にさせる

2つ目の理由としては、手のセンサーを敏感にするためです。先ほどと同様に非日常に起こったハプニングに対応するタイミングなので、手のひらや足のうらの感覚をより敏感にして動けるようにしないといけません。そのためには、水分が全くないカラカラの状態ではなく、多少湿り気のある程度にすることで感覚が研ぎ澄まされます。

「慣れ」がほとんどの場合は解消する

精神的発汗のいずれもほとんどの場合は「慣れ」によって解決できます。

子供の頃に初めて雷の音を聞いてびっくりした人も、大人になってその光や音になれるとこの精神的発汗は発動しません。他にも、初めは仕事で大勢の前でプレゼンするのが苦手で緊張していても、何回か繰り返すことでだんだんと平気になってきたりします。こんな感じで慣れると手のひらに汗をかくことはなくなってきます。

慣れても改善しない場合は自律神経の問題

でも、もし慣れたとしてもなかなか手に汗をかくのが改善しない場合や自分ではそこまで精神的な刺激を感じていないにも関わらず、手にあせをかいてしまうのであれば、それは自律神経のバランスが崩れているということになります。

自分の感覚としてはストレスに感じていないのにも関わらず、身体はストレスを感じたと判断して反応してしまっているということになります。自律神経の乱れを改善するセルフケアの方法はこちらに書いているので、実践していただければと思います。

» 自律神経の乱れを改善するセルフケア

参考文献